運動機能を低下させないために
こんにちは。
王子公園駅、摩耶駅近く水道筋商店街内にあります健康習慣ジムVIVA水道筋の佐藤です。
カラダを動かす際に、カラダの各センサーから現状の周囲環境やカラダの状況を感覚情報として取り込みます。
その主なセンサーが、目の視覚や耳(三半規管)の前庭覚、さらには足裏や筋肉の長さなどの体性感覚が中心です。
これらから読み取った情報を脳へ送り、そこで統合し、運動プログラムとして作られ、それに伴った姿勢や動作が決まります。
決まった内容は自律神経を通して、カラダの各部分へ連絡し、実行に移したり、筋肉へ連絡し、動かしたりします。
動かした結果を再び、感覚センサーが読み取り、再び脳へ情報を送って、と循環し続けます。
この循環サイクルが多ければ多いほど、ビッグデータとして脳にストックもされます。
運動神経が良い、悪いという話題が出ますが、実際には運動神経そのものに差はありません。
先のようなカラダの運動循環を経て、運動の許容性を高めた結果、さまざまな運動の動作に適応しやすくなったり、
環境課題や運動課題に順応しやすいことを運動神経が良いという点に当たります。
しかし、生活スタイルがどんどん便利になり、座っている時間が長い、運動する時間が少ない、1日の歩数が少ないなど、
さまざまな要因から感覚センサーを働かせる機会が大きく減っています。
そうなると、感覚センサーから脳へ入ってくる情報も少なくなり、やがて自分のカラダとモノとの距離感、姿勢維持する能力も低下します。
その結末は、モノや人との衝突、つまずきからの転倒、目眩や立ちくらみなどが起こります。
ご高齢の方は、それがきっかけで寝たきりになることもあります。
毎日を快適に過ごすには、運動が欠かせません。
いつまでも動けるカラダでいる為にも定期的にカラダを動かし、多くの感覚センサーを働かせることが大切です。